2012年8月30日木曜日

ポレポレの会だより「鎌田實」


 鎌田實のベストセラー「がんばらない」を読んで泣いた。
僕と家内はこの題名にまずグッと来てしまった。
もの凄く温かい人だと感じた。
諏訪中央病院での勤務医として関わった、
人々との出会いや触れ合いのエピソード。
患者の身になって、患者と一緒に喜び、怒り、
悲しみ涙を流すのだ。そして読んでいるこちらも泣けてくる。
最近読んだ「人は一瞬で変われる」(集英社新書)もそうだ。
今のままの自分では駄目だ違う自分に変わりたい、
と思っている人に是非読んで欲しい。
誰しも生まれ持った性格は、なかなか変えられないが、
ちょっとした行動パターンを変えることで、
人生そのものが好転してゆく。
そして後から性格も変わってくる。
そのコツが判りやすく書いてある。
価値ある1冊だ。 オウスケ。  

2012年8月8日水曜日

ポレポレの会だより投稿原稿「瀬戸内寂聴」


 90歳の瀬戸内寂聴さんが、
「さようなら原発10万人集会」に参加して、
脱原発の熱き思いを語った。
氏は戦争を経験した人間として、
今の世の中の空気が、
戦時下の昭和1516年頃にそっくりだと指摘する。
マスコミが原発問題をきちんと報道しなくなった。
その内に本当のことを言えば牢屋行き、
と言う時代になるのではないかと心配する。
元来群れるのが好きではないと語る氏は、
90歳になって、今が最後と思って出掛けたのだと言う。
そして今の若者に呼びかけるのだ。
「あなたたち、自分が置かれている危機をもっと認識しなさい」と。
 90歳の寂聴さんが車椅子で出掛けたのに、
これから沢山の未来を生きてゆかなければならない私達が、
何もしなくていいのか!自分に出来る事を考えよう! オ。