2013年1月18日金曜日

ポレポレの会投稿原稿「宮部みゆき」

 
 宮部みゆきのファンだ。
初めて読んだ作品は、江戸時代の怪奇ものだった気がする。
予備知識のない状態で読んだが、
読み始めて直ぐ「文章の上手い人だなあ」と思った。
読みやすくてグングン話に引き込まれた。
読み出すと途中で止められなくなる。
次にどうなるんだ、どうなるんだ?と気になって仕様がない。
邪魔が入らなければ、一気に最後まで読み終えてしまうのが常である。
ミステリーや怪談が多いが、怖いだけでなく人情がある。
例えば祟りをする怨霊が出てきたとして、
その怨霊のそうならざるを得なかった、
気持ちまでをも汲もうとするのだ。
怖い殺人事件を描いた話でも、登場人物のひとりひとりに寄り添って書いている。
読み終わったときは癒されている感覚がある。
だから好きだ。オウスケ。

2012年12月7日金曜日

ポレポレの会だより「立川談志」

 

「立川談志」
 談志師匠の、言いたいことを歯に衣きせずに言えるところに、
仄かな憧れを持っていた。
本人は天才肌で、落語は自分が一番上手いと思っていたのではないか!?
そう言う人が思ったことを、遠慮なく言っていれば、
面白いと快哉も上がるが、顰蹙も買うだろう。
高慢な者と嫌われもすると思う。
毒舌家などと言われていたが、
本人はただ正直に自分が思った通りのことを、言っていただけかもしれない。
しかしこれがなかなか難しい。
僕も以前ブログで、似顔絵について思うところを、言いたい放題書いたら、
忽ち沢山の友人からお叱りのメールを戴いた。
慌てて訂正文を出したりして、平謝りにあやまった。
その後暫く落ち込んでしまった。
公共の場で自分の信念を貫くには、相当の勇気がいると思った。 オ。

2012年11月6日火曜日

ポレポレの会だより「山崎章郎」



 10年くらい前になるだろうか?
この人の「病院で死ぬということ」を本で読み映画も観た。
どちらも泣いた。
山崎医師はE・キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間」を読んで、
病院での延命治療に疑問を持ったと言う。
その後氏は人間らしい穏やかな死を迎えられる、
ホスピスの意義を広めてきた。
そしていま氏はホスピスから更に踏み込んで、
在宅での看取りに取り組んでいる。
病院で身体中に管を繋がれて、
満身創痍で身動きもならず死を迎えるよりも、
ホスピスで痛みだけは取り除いて貰い、
最期までの日を悔いなく過ごす。
それがいいなあと思っていたが、
それでも皆さん、死の間際には家に帰りたがる。
と言うのを聞いて、僕も家で死にたいと思った次第です。 
                     オウスケ。

2012年10月8日月曜日

ポレポレの会だより「吉田沙保里」

 
 ロンドンオリンピックで金メダル3連覇を成し遂げた。国民栄誉賞の話も出ている。吉田沙保里さんとはお会いしたことがある。以前、とある娯楽施設で似顔絵コーナーをやっていた頃の事。吉田さんがその施設の宣伝を兼ねた、雑誌の取材でいらしたのだ。彼女はスタッフの案内で一通り見所を巡った後、似顔絵コーナーで足を止め、ご自分から座って下さったのだ。それで僕が描かせて戴いたと言う訳。描いている内にカメラマンや記者が集まって来て、描いた絵を渡した処でインタビューが始まった。「今日の取材で何が1番良かったか?」と言う質問に、彼女は「これが1番嬉しかった」と、僕の絵を掲げて下さったのだ。漏れ聞いていた僕は嬉しかったなあ!それ以来ファンでございます。   オ。 

2012年8月30日木曜日

ポレポレの会だより「鎌田實」


 鎌田實のベストセラー「がんばらない」を読んで泣いた。
僕と家内はこの題名にまずグッと来てしまった。
もの凄く温かい人だと感じた。
諏訪中央病院での勤務医として関わった、
人々との出会いや触れ合いのエピソード。
患者の身になって、患者と一緒に喜び、怒り、
悲しみ涙を流すのだ。そして読んでいるこちらも泣けてくる。
最近読んだ「人は一瞬で変われる」(集英社新書)もそうだ。
今のままの自分では駄目だ違う自分に変わりたい、
と思っている人に是非読んで欲しい。
誰しも生まれ持った性格は、なかなか変えられないが、
ちょっとした行動パターンを変えることで、
人生そのものが好転してゆく。
そして後から性格も変わってくる。
そのコツが判りやすく書いてある。
価値ある1冊だ。 オウスケ。  

2012年8月8日水曜日

ポレポレの会だより投稿原稿「瀬戸内寂聴」


 90歳の瀬戸内寂聴さんが、
「さようなら原発10万人集会」に参加して、
脱原発の熱き思いを語った。
氏は戦争を経験した人間として、
今の世の中の空気が、
戦時下の昭和15,16年頃にそっくりだと指摘する。
マスコミが原発問題をきちんと報道しなくなった。
その内に本当のことを言えば牢屋行き、
と言う時代になるのではないかと心配する。
元来群れるのが好きではないと語る氏は、
満90歳になって、今が最後と思って出掛けたのだと言う。
そして今の若者に呼びかけるのだ。
「あなたたち、自分が置かれている危機をもっと認識しなさい」と。
 90歳の寂聴さんが車椅子で出掛けたのに、
これから沢山の未来を生きてゆかなければならない私達が、
何もしなくていいのか!自分に出来る事を考えよう! オ。

2012年7月6日金曜日

ポレポレの会だより投稿「浅田次郎」


 泣かせの浅田の異名をとる。 この人の小説を読んで、よく泣かされたものです。 無償の愛をテーマにした作品が多い。 自らを省みず他人のために尽くし、 報酬を求めないで人知れず去って行くのだ。 まあこうした作品を読んで、 それではつまらないなあ!と思ったものです。 実際にはこんな人は居ないだろうとも思いました。 しかしその一方で感動して泣いているわけですから、 そんな生き様に憧れているのも確かのようです。 ところが浅田次郎の自叙伝的作品を読んで驚きました。 この人の前半生はまともな人間とは思えない。 酷い人生を送っていた様だ。 サラ金の取立てやヤクザまがいの生活を送っている。 本が面白くなるために大げさに書いたとも思えるが、 却って親近感が湧いたのも確かなのだ。  オ。