2008年8月30日土曜日

「結婚式場にて」


 身内の結婚によせて描いた。

2008年8月25日月曜日

2007年7月号「弁天公園」


 市川市行徳駅近くの弁天公園を描いた。
地域の切り絵サークルに入会して一年になる。
公民館の文化祭に参加するに際して、
「出来たら行徳近辺の風景を描いて」との声を受けての作品だ。
話しは替わって。8月頃に引っ越す予定だ。
息子が来年から小学校に入学するが、現在の住まいでは、
通うことになる学校は、すごく遠いのだ。
あいだに交通量の激しい道路もあり、親の手を離れての登下校が心配だ。
それに今通ってjる保育園の友達とも、別れなければならなくなる。
色々考えて、越す事にした。
もう、移る先は決まっていて、実家のすぐ近くで、
保育園、希望する小学校ともわりと近くになる。
で、次回とその次くらいは、ものすごく手抜きの作品を乗せる事になりそうなので、
あらかじめご了承いただきたく、お願いします。
*この文は昨年書いたもの。現在はこちらに引っ越して、丁度一年になる。
息子は元気に近場の小学校に通っている。

2008年8月23日土曜日

2007年6月号「夢の情景」


 夢って、わけわからないよね。
15年前、私は未来に希望のない、暗闇の中に居た。
生活能力がなく、国の援助でやっと生きていたし、
病んだ心は、いっこうに回復の兆しを見せなかった。
自立しようとアルバイト情報誌をめくっても、出来そうな仕事は見つからなかった。
私はどうなるんだろう。もう駄目かもしれない。
起きている間は、常にこうした不安を抱えていた。
変な話だが、こうした日常の中で私は、前の晩に見た夢を思い出しては、
「こんな、訳のわからない世界が在るんだから、この世は未だ知らない事だらけ。人生は捨てたものじゃない」
と、理屈ではなくそう思ったのだ。
毎夜見る夢の不思議さを思うにつれ、
かえってそこに未来への希望を託したのだ。
私は夢に励まされて回復に向かい始めた。
*お陰さまで、現在は15年以上病院に通うこともなく、
健やかに暮らしています。
似顔絵と言う天職に出合ったことと、
祥伝社・黄金文庫の高橋佳子著・「人間の絆・三部作」に出会ったこと。
二つの出会いによって、どうにもならない暗闇から抜け出る事が出来たのだ。

2008年8月22日金曜日

2007年5月号「ひかちゃんⅢ」


 我が家の飼い猫、ひかるの絵は3枚目だ。
超かわいい幼年期から、ハンサムな青年期を経て、
最近はとぼけたおっさん風である。
よく笑わせてくれる。
テーブルに飛び乗ろうとして、足を踏み外したり、
食器棚の上で寝ていたのを忘れて、眼が覚めるなり歩き出して、落っこちたり、
妻とよく笑いを堪えたものだ。
猫はプライドが高いので、失敗しても気がつかない振りをしなければいけないのだ。
夫婦喧嘩の膠着状態が、こうした笑いによって、救われた事も度々だ。
テレビの上でヨガのポーズみたいな格好で毛繕いしている時に、
眼が合うと、その格好のままフリーズしてしまうのも、可笑しくてたまらない。
5歳の息子とも上手くやっている。
我が家を笑いで癒してくれる、大切な家族の一員だ。
長生きしてね。
*現在、風祐は6歳になった。

2008年8月20日水曜日

2006年10月号「朝顔が咲いた!」


 我が家のベランダで鉢植えの朝顔に花が咲いた。
うちでは夫婦ともに性格的に植物を育てるのが苦手だ。
物言わぬ植物を、気長に観察しながら、生育の状態を見取り、
毎日まめに世話をする。うまく育たないようなら、
何が問題なのか一所懸命に考えて、わかろうとする。
そして手当てをする。地道で目立たない仕事を、持続力を持ってしなければならない。
まあ、なんと我々に向かない仕事である事よ。
ところが今回は妻が頑張った。
息子が保育園の先生から貰ってきた、朝顔の種だから。
何としてでも咲かせて、子供を喜ばせたかったのだ。
土を替え、栄養剤まで打って、面倒を見た。
就寝前に子供に声をかけて、なるべく一緒に水をやった。
愛情の勝利と言うべきか、
咲いたのだ。
*今年はもっと咲いている。
それから友人のO夫婦から頂いた、幸福の葉っぱも繁っちゃてすごいことになっている。
幸福になりそうだ。

2008年8月18日月曜日

2007年8・9月号「2007年・切り絵展」


 以前住んでいた地域の切り絵サークルから、出展を誘われて、
今年は4点出させて頂いた。会期は5月中頃の4日間。
最終日は搬出のため息子と一緒に会場に詰めた。
息子は一時間もすると飽きてしまい、「外で遊びたい」とぐずるので困った。
誰か知人が観に来てくれるかもしれず、余り会場を空けるわけにはゆかないのだ。
いつもは妻が子供を連れ出してくれるのだが、
今年は都合が悪く、妻は来ていない。
泣く子をなだめながらも終了までに、何人かの友人と再会の時を楽しむ事が出来た。
次はいつ会えるだろう。
いつか切り絵の個展がしたい。画文集も出したい。
金も時間も必要なので、思い通りにはならないが、
夢は持った方が良い。明るい未来のために。
*去年の切り絵展の事です。
今年の事も絵にしようかな。

2008年8月15日金曜日

2006年8・9月号「胡録神社」


 我が家の近くの公民館に、切り絵のサークルがあることがわかり、
早速入会した。
30年以上切り絵を描いているのに、
今更サークルに入ったのには理由がある。
4歳児の居る我が家では、じっくり腰をすえて、
切り絵制作に取り掛かる時間が取れないのだ。
狭い家の中では、子供の安全のため、
カッターナイフなど、そこらに置いておくわけにもゆかぬ。
月に一度、サークルの場で、集中して切り絵を描こうと思ったのだ。
ところが世の中、こっちの思い通りにはゆかないもので、
会のつきあいや、時間の使い方などがあり、予定のようには進まない。
この胡録神社の絵など、結局、我が家で妻子が寝ている早朝に、
起き出して描いた時間のほうが、ずっと多いのだ。

2008年8月13日水曜日

2007年10月号「むずむず」


  この絵のラフを友人に見せたところ、「ワーッ、痒いっ」と言われた。
よし、それなら描き甲斐があると言うもの。
薬を沢山飲んでいた頃は、様々な副作用に悩まされた。
便秘、脱力感、眠気、落ち着かない、頭が縛られるような感じ、
そして極め付けがむずむずだ。
薬と言う異物が体内に、大量に入ってきた事に、
身体が怒り、抗議し、身もだえして嫌がっているのだ。
これがおこると、表現しがたい不快感に襲われる。
身体中、特に下半身がむずむずして、じっとして居られない。
寝ている時なら、七転八倒し、座っていたなら、思わず立ち上がり、足踏みを始めてしまう。
人が居なければうめき声を上げる。
どうにも我慢のならない苦しみだ。
何時とも知れず収まるのを待つしかない。
その感じを描いた。
わかる人、居るよね?

2008年8月12日火曜日

2006年3月号「犬の似顔絵」


 似顔絵の仕事をしていますと、
たまに「犬でも描いて貰えますか?」と聞いてくるお客様がいらっしゃいます。
こちらは商売ですから、描けるものなら何だって描かせて頂きたいわけで、
勿論お受けします。
ところがいざ、描く段になると、これがけっこう難しくて、苦労するのです。
ワンちゃんはじっとして居てくてないので、なかなか形がとれない。
また、普段から描き慣れていないので、骨格などが、私の頭に入っておらず、
見切れないところを、想像で補うことが出来ないのです。
その点猫なら、家で飼っているので、まだやり易いと言えます。
ワンちゃんの場合は、よく撮れた写真も見せてもらえると、助かります。
*現在、夏休みは私ども似顔絵描きには、稼ぎ時です。
ブログの更新も、ついつい、おろそかになりがちです。
その点よろしくお見守り下さいませ。

2008年8月7日木曜日

2005年1月「中沢正夫・精神科医」


 私も中沢先生に掛かった事があります。
ただ私にはなんとなく苦手な先生です。
あの眼差しで見つめられると、
何もかも見透かされているような気がしてきて、
落ち着かなくなるのだ。
でも立派な先生だし、尊敬もしています。

1999年5月号「祝辞」


 私事ですが、48歳にしてようやく結婚の運びとなりました。
ポレポレの会のみなさまからも、たくさん祝福していただきました。
本当に有難うございました。
さて結婚披露宴での友人各位の挨拶は、
オウスケが如何に皆さんに、心配を掛けていたかが露呈されたものとなった。
曰く「去年の年賀状に今年の春頃結婚しますって書いてあったのに、
ちっともその様子がないから、皆で心配していたんです」とか、
心配していたと言う発言が連発した。
花嫁に向かっては「オウスケさんをよろしく頼みます」がほとんどだった。
その内彼女には「勇気ある花嫁」との称号を賜るのだった。
兄は「夢のようだ」と言った。
*例によってこの文は昔に書いたものです。
今、私は57歳、結婚9年目に相成ります。