
学生の頃、マーク・トゥエインの熱烈なファンであった。
トム・ソーヤの冒険を皮切りに、
八クルベリイ・フィンの冒険、トム・ソーヤの探偵・探検、
王子と乞食、アーサー王宮廷のヤンキー、人間とは何か、等々。
夢中で読んだ。
彼の皮肉なユーモアが好きだった。
人間を見透かしたような眼差しの語り口の中にも、
やはり人間を愛して止まない、彼の人情が垣間見えて、
共感を禁じえないのだ。
晩年の人生に、不幸が度重なり、
後半の作品に、厭世的なものが多くなっているのが、痛ましく辛い。
ここ何年も、生活に追われて、
トゥエインの作品をじっくり読む、心の余裕も無く過ごしてきたが、
ここらで改めて、彼の作品を読み直してみたくなった。 オ。