2014年3月23日日曜日

東海林さだお

 

小学生時代、白土三平や水木しげるの漫画に夢中になり、
学校の作文に「将来は漫画家になる」と書いた。
その夢は父がシナリオ作家だったこともあってか、
親の反対にも会わず、順調に育ってゆくかにみえた。
がしかし夢は見続けたが、実際の努力はしなかった。
夢を叶えたかったら、
こつこつと具体的な努力を地道に続けなければならない。
結局は夢を食べるバクのようになって、
貴重な人生の時間を虚しく使ってしまった。
幸福にも似顔絵描きと言う仕事に就くことが出来て、
今は何とか暮せているが、
これが無ければ今頃何をしていることやら。
現場への行き帰りの電車で、
東海林さだおの漫画に笑いを堪えながら、
今更ながら一作でもいいから漫画を描き上げたかったと、
臍を噛むのだ。 オウスケ。