2009年7月16日木曜日

切り絵と切り紙芸は違う。





 会社のイベント担当から
「イベントの依頼だが、切り絵で出来ないか?」と言ってきた。
イベントで切り絵とくれば、これはもう、演芸などで見かける切り紙芸のことだ。
僕のやっている切り絵とは、全然違うものだ。
切り紙は鋏を使い、即興で下書きもなしに、いきなりさくさくと切ってゆく。
あっという間にモデルのシルエットが出来上がるのだ。
よほど右脳が発達していなければ、出来ることではない。
僕に出来るわけがないと、始めに断ったのだが、
その日、似顔絵現場が余りに暇なので、
試しにありあわせの紙と鋏で、やってみた。
それがこの絵だ。
「ん?ちょっと待てよ!」
これは練習すれば、行けるかもしれないぞ!と気が変った。
現場での完全歩合の現状は、厳しくて未来に希望が持てないのだ。
切り紙が出来るようになれば、会社でのその手のイベントは独り占めだ。
挑戦する価値はある。
やるだけやってみようと思った。
会社に電話して、やってみたいと言った。
これから練習して、ものにするぞーっ!

2009年7月7日火曜日

2009年8月号「マーラー」原稿


 妻の友人の招待で、
クラシックの演奏会を、親子3人で聴きに行った。
演目はマーラーの「巨人」である。
この曲には思い出がある。
未だフウスケが、妻のお腹に入っていた時、
夫婦でこの曲を聴きに行ったのだ。
第4楽章に差し掛かったところで、突然、雷鳴のような打楽器を皮切りに、
総ての楽器が大音量で鳴り響いた。
その音のあまりの大きさに、
妻のお腹のフウスケが、吃驚して、
内側から妻のお腹を蹴ったのだ。
「これには驚いた!」と、
今でも語り種になっている。
その思い出を、7歳になったフウスケに話し、
今回のクラシック鑑賞となった訳だ。
本来なら、子供は退屈だろうし、
僕は寝てしまうところだが、
そのエピソードの興味で、最後まで聴くことが出来た。
良い1日でした。   オウスケ。

*7月7日現在、切り絵は未だ出来ていない。
出来次第、アップします。悪しからず。

*7月10日、やっと描けたのでアップします。
音楽をやっている、家のかみさんに言わせると、
こう云う出鱈目の五線譜の絵を見ると、
気になってムズムズしてくる。そうです(笑)。
音楽をやっていて、気になる方は、
単なる模様と思ってくださいませ。