2015年2月22日日曜日

「殿山泰司」





「殿山泰司」
 この方はちょっと昔の俳優さんですが、
いい映画によく出ていて不思議な存在感のある人でした。
ブックオフでこの人の「三文役者あなあきい伝」と言うエッセイ本を見つけて読んだ。
変わった文体で、酔っ払って管巻いているような文章でした。
それはいいとして、この本の終わりの方に亡き父との関わりが記されていたので驚いた。
脚本家であった父が生前、自分でプロデュースして脚本、監督まで手掛けた「白か黒か」と言う映画に氏が刑事役で出演していて、
当時の思い出話が語られてあったのだ。
この映画は興行的に失敗して、その後の我が家は経済的に苦しくなるのだが、
殿山さんが父の映画に掛ける執念を褒めて、
「尊敬している」とまで書いて下さっているので嬉しくなった。
親父も苦労もしたが尊敬もされていたんだなあと。
僕も苦労しても自分の信ずる道を精一杯に生きようと思った次第です。今年は颯爽と風のように生きたいと思います。オウスケ。