2015年6月20日土曜日

荒俣宏




 沢山の肩書を持った方だ。博物学者、図像学研究家、小説家、収集家、神秘学者、妖怪評論家、翻訳家、タレント、等々。元々は漫画家志望であったとか。長身で現在185㎝の氏は、子供の頃から目立つ存在で、上級生から苛められた。相撲の花籠部屋からスカウトが来たと言う。苛められた経験からは厭世的な性格を育てたようだ。それでオカルト的なものに惹かれたのかも。博識で現代の生き字引と称されてもいる。子供の頃から何にでも興味を示し吸収し、学校の勉強に時間を割かれることを煩わしく思い、テストの1週間前に教科書を丸暗記して凌いだという。とてつもなく頭がいいのですね。漫画科の水木しげるに直接弟子入りを頼んだと言うのも頷ける気がする。著作の「帝都物語」は滅法面白かった。オ。

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