2015年9月28日月曜日

「太宰治」


 

先日、夕飯の食卓で太宰治の「走れメロス」の話になった。中2の息子が国語の授業で習ってきたと言うのが発端だ。話は盛り上がった。かみさんはこの話は好きではないと言う。結末が嘘っぽくて綺麗ごと過ぎると。死刑を宣告されたメロスが、妹の結婚式に出たいからと言うだけで、友達に命がけの人質になってくれと頼むのも、友達がそれを引き受けるのも「ありえねえだろう」となった。それに最後に王様が二人の許しあう姿をみて、死刑を取りやめにしたうえで「私もお前たちの友達にしてくれ」みたいなことを言うのだが、そんなこと言われたって、さっきまで自分を殺そうとしていた暴君となんか友達になりたくないだろう。なんでこれが名作と言うことになっているのか?判らないのであった。オウスケ。


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