2016年5月2日月曜日

エノケン




本名榎本健一。1904年~1970年。
俳優、歌手、コメディアン。第2次世界大戦前後の日本で活躍した。日本の喜劇王と呼ばれた。小柄な身体で嗄れ声を張り上げて、元気に歌い踊る姿に、僕は何故か哀愁を感じたものだった。紙面の都合で生い立ちを詳しく書かないが、この人は苦労しているのだ。舞台で左足に怪我をして脱疽を発病し足の指を切断した。その後まだ26歳の息子さんを亡くし、病魔の再発により今度は右足を大腿部から切断した。失意の中で自殺未遂を繰り返すなど不幸な時期を過ごした。病床を訪ねた自らも撮影で指を失っているアメリカの喜劇王、ハロルド・ロイドの励ましにより生きる気力を取り戻した。その後精巧な義足を得て舞台、映画に復帰した。活躍もしたけど苦労も並大抵では無かったですね。お疲れ様でした。僕も頑張らなきゃと思います。オウスケ。

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