2008年8月13日水曜日

2007年10月号「むずむず」


  この絵のラフを友人に見せたところ、「ワーッ、痒いっ」と言われた。
よし、それなら描き甲斐があると言うもの。
薬を沢山飲んでいた頃は、様々な副作用に悩まされた。
便秘、脱力感、眠気、落ち着かない、頭が縛られるような感じ、
そして極め付けがむずむずだ。
薬と言う異物が体内に、大量に入ってきた事に、
身体が怒り、抗議し、身もだえして嫌がっているのだ。
これがおこると、表現しがたい不快感に襲われる。
身体中、特に下半身がむずむずして、じっとして居られない。
寝ている時なら、七転八倒し、座っていたなら、思わず立ち上がり、足踏みを始めてしまう。
人が居なければうめき声を上げる。
どうにも我慢のならない苦しみだ。
何時とも知れず収まるのを待つしかない。
その感じを描いた。
わかる人、居るよね?

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