2008年6月29日日曜日

1998年9月号「おーい、愛してるよ」


 毎年、成増アクトホールを描き続けて、これが4作目になる。
ポレポレの会だよりのバックナンバーを、引っ張り出して見れば、
4年の歳月の移り変わりが、作風にも風景にも、微妙に発見されて面白い。
4年前、私は何をしていただろう。
ちょうど4年前の夏のある日が、最後の通院日だった。
以来薬を飲む代わりに、自分の心を見つめ続ける事で、
躁鬱の波に呑まれないようにしている。
欝は苦しいけど、ウンウン言いながらやり過ごした。
むしろ心すべきは躁の時だ。気分の良いときは気をつける時。
そんな時は過去に自分が、どんなに人に迷惑を掛けたか、
どれだけの人を傷付けてきたか、思い出すのだ。
自分の後悔こそが未来への指標なのだ。

*これを書いた時点で4年前と言うから、今からは14年前になる。
治ったのは遡ってその1年前だ。念のために1年間通い続けた。
それを入れると15年心を見つめ続けている。
これからも、もっと厳しく自分を見つめ続けたい。
自分の心の見つめ方はプロフィールに書いた高橋佳子氏の本が教えてくれた。

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