2008年6月9日月曜日

2003年2月号「我が家のヒカ兄ちゃん」


 息子の風祐は一歳になった。猫のヒカルは三歳だ。
風祐が生まれる前に「赤ちゃんに猫は危険ではないのか」と言う人が居て、
心配したが、妻が石坂啓のエッセイから、猫が居ても大丈夫だと言う話を見つけてきて、
少し安心した。幸い、ヒカルが風祐に危害を加えるような事は一度も起こっていないし、
これからも無さそうだ。むしろ心配なのはヒカルのストレスの方で、
新たな家族の出現に、我が家での自分の地位がぐらついた様な気分らしく、
風祐をかまっていると、すごく甘えてくるのだ。
新しい兄弟が増えると、上の兄弟が赤ちゃん帰りをするという話を聞くが、
まさにそれと同じであった。ヒカルは大事な家族だよ。これからもよろしく。
*例によって、この文は昔書いたものです、風祐は現在、六歳になりました。

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