2008年2月7日木曜日

2007年2月号「群ようこ」


 椎名誠のファンだ。そのつながりで群ようこの作品も読むようになった。
面白い。読んでいてうなずくことが多い。
上の二人に共通するものがある。二人とも怒りんぼだと云う点だ。
怒る理由に納得がゆくことが多いので、
溜飲が下がる思いがして気持ちいいのだ。
息子に怒りんぼと云われた私が、好きになるのは当然だったわけだ。
面白く感じるのは、私が普段、怒りを飲み込んでいるからだ。
知らない人は私を優しい人だとか癒し系だとか呼ぶが、
とんでもございません。
本当は怒りたいのを我慢しているから、
健康に悪いことこの上ない。
以前はそれで鬱病になったこともある。
幸い心持ちを変える方法を身につけ、
今は病気にまではならないが、
本心で生きることの何と難しいことか。嗚呼。

3 件のコメント:

さいとうあきら さんのコメント...

昔のこと、バイト先の若い女性の話。
彼女は無口で友人もいない。
バイト先のおばさん達が、彼女を受け入れてくれ、仕事外の時間、どこかに一緒に遊びに誘ったり飲みに連れてったり、仲良くしてくれた。
安心したのか、彼女の過去を話したりしてくれるようになった。彼女は少女の頃、お父さんに犯され、叔父さんにも犯されてしまって、自分が無くなってしまって、自分に自信もなくなってしまったのだと言う。
でも、おばさん達が受け入れて、自分が出せるようになって。そんで、みんな一瞬黙るようなちょっとキツイ本音がちらちら。
何かみんなで、その若い女性のパンドラの箱を開けてしまった感じ(^^)
自分が出せるようになった彼女は、今頃どうしてるだろう。

伊原桜祐 さんのコメント...

akiraさんこんにちは。その後の彼女の状況はわからないのですか?心配になりますね。忘れようとして、意識のマンホールに閉じ込めて置いた心の傷を、受け入れられる時期が来ないうちに引き出すのは、かえって危険なこともあると聞いたことがあります。彼女の場合は大丈夫であったと思いたいですね。私の身内にも専門化のカウンセラーを受けて、長い時間掛けて、過去を紐解いている者がいます。お蔭様で無理なく快方に向かっているように見えます。

さいとうあきら さんのコメント...

ほんとだね、怖いことしたかもね。
素人の生兵法は怪我の元ってこともあるから。
チック症状が出てる、今で言う統合失調症の別の友人がいたんだけど、何とか助けになろうとしたけど、どうしようもなかったなぁ。
専門家の精神科医でさえ、薬をうまく処方できる先生だったら良いけど、そうでない先生じゃ、かえって酷くなるしなぁ。