2008年2月4日月曜日

2008年2月号「豊受神社」 


 私の住む町、行徳の神社のひとつ。
手前に慌てて逃げ出しているのは私の息子だ。
2頭の狛犬が台座から降りて来て睨みをきかせているから。
私が子供の頃、石で出来た狛犬が動き出すわけがないと、
分って居てもなんだか恐かったものだ。
その時の気持ちを息子に置き換えて描いてみた。
ところで描きながら考えたのだが、こう言う遊びは、
これが仕事ならNGかも知れないな。
例えばガイドブックの仕事でこんなふうに描いたら、
「絵に嘘がある」なんて神社側からクレームが入るかも。
今のところ私の切り絵は趣味で描いているのだから、
やりたいようにやっている。実際の風景でも「説明図を描いてんじゃない」
等とうそぶきながら、省略や誇張を加えたりして、
好きな絵を描いているのだ。

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