2008年2月11日月曜日

2003年6月号「椎名節(しいなぶし)」


 友達に薦められて椎名誠の本を読んで、すっかりはまってしまった。
この人、熱血漢で喧嘩っ早い。日常的にいつも怒っている。
その怒る理由に共感の持てることが多いので
「よく言ってくれた」と嬉しくなるのだ。
余り理不尽な目に遭うと相手を「ぶん殴って」しまう。
私なら出来ないことなので、痛快で胸のすく思いがする。
ご自身を書いた小説を読むと、
青春時代はほとんど毎日酒を飲んでいて、
しょっちゅう流血沙汰の喧嘩をしていたようだ.
私は弱虫でうじうじした奴なので、この人の怒りっぽいのには、
いつもドキドキしながら読んだ。
こういうタイプの人が物書きになったのはとても意外だったが、
その内こんな人だから逆に受けたんだろうなと思った。


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