2008年2月20日水曜日

2007年4月号「顕仏」


自我の殻を破って、身の内から仏性が現れる瞬間を描いてみました。
私たち人間は智恵昏く、自分のことさへ、ほとんど分っていません。
同じ過ちを飽きもせず、延々と繰り返し、その自覚もありません。
一瞬後に自分がどんな行動に駆り立てられるかも、
まったく予測できないと言うのが現状です。
自分の感情の動きを冷静に客観的に観察できている人が、
一体世界中に何人いるでしょうか?
様々な出来事の狭間で、喜んだり、怒ったり、落ち込んだり、
鈍感になって、気がつくべきことを見逃していたり。
自分が喜怒哀楽のどれかの感情に、
すっかり飲み込まれていることにも、無自覚です。
心を透明に澄ませて、自分の本心を聞きたい。
本当の自分に会いたい。

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