2008年2月3日日曜日

2008年1月号「おせち料理」


 子供の頃、正月の食卓には必ずおせち料理が並んだ.
昆布巻き、れんこん煮、筍煮、里芋、花形人参、椎茸煮、栗きんとん、
伊達巻、有頭海老の酒蒸し煮、紅白蒲鉾、田作り、
こはだ酢漬け、ゆず生酢、黒豆、等々。
元旦の朝、ゆっくり起き出して、居間のテレビから聴こえるお琴の曲や、
炬燵の上に並んだ重箱に、いっぺんに正月気分になったものだ。
それから年賀状の束を取って来て、家族それぞれに振り分けてゆくのも
正月ならではの楽しみだった。さて現在はどうか。
元旦から似顔絵のイベントで、早朝急いでパンを食べて出掛け、
昼は仕出し弁当だ。夕食に妻の実家へ帰ってやっとおせちの登場となる。
年賀状も出さないから余り正月気分は味わえぬ。
この場を借りて、明けましておめでとうございます。

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