2008年4月28日月曜日

2000年5月号「五月人形」


 五月五日は端午の節句、男の子の節句である。
七歳以下の男の子の居る家では,鯉のぼりを飾ったり、
武者人形を飾ったりして、子供の成長を祝う慣わしがある。
鯉のぼりは鯉の滝登りの伝説から、子供の立身出世を願う心。
武者人形には武芸に長けた、たくましい武士に育って欲しいと言う、思いが込められている。
いずれにしても昔から、親が子供の将来に願うものが、
立身出世であるというのが、ちょっと寂しい気がする。
日頃から真面目に、一生懸命に生きてさえ居れば,それで良いではないか。
その結果として、社会に成功したと言うなら、それに越したことは無いが。
何でもいいから立身出世ではなく、「私は何がしたいのか」が先だろう。
悔いの無い人生の目的を探そう。

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