2008年4月13日日曜日

2004年10月号「河童の水垢離」


 こんなものを描いた。思うにこの夏は身体の故障が続いたからかも知れぬ。
夏風邪がようやく治って間もなく、風呂掃除をしていてぎっくり腰になってしまった。
三日三晩、身動きもならず、寝返りを打つにもうめき声をあげた。
それが落ち着いた頃、歯痛が襲ってきた。余りの痛さに食事が進まないほどだ。
その後が腱鞘炎、結膜下出血と続いた。
これで打ち止めのようだが、意識下で厄払いでもしたい気持ちが働いたのだろう。
他人事のようだが、毎回何の絵を描くかは締め切りが近付くまで、
自分でも分らない。切羽詰っていきなり思いつくままに、下書きを始めるのだ。
だから夢判断のように、その時々の自分の内面が、
切り絵を通して、透けて見えてくるのかもね。
*例によってこの文は昔書いたものです。
現在は健康でぴんぴんしてますからご心配なく。

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