
連日熱帯夜が続き、眠りは浅く、疲れを持ち越したまま仕事に出掛ける。
夏休みは稼ぎ時だ。私達似顔絵描きの仕事は歩合制なので、
夏休みなど長期休暇のシーズンは、出来る限り頑張っておかないとならない。
一ヶ月で普段の月の2倍ほど稼いで、その余分を駄目な月に回すことで、
やっとこ暮らしているのだ。
暑くたって、子供が泣いたって、良く寝てなくたって、頑張る気でいたのだ。
ところがこの期に及んで、現場の上の方から場所を移れとかいってくる訳。
先方から指定された場所に入って見ると、オーマイガーッ!
ここにはお客様なんて来やしないのだ。
肝心要の稼ぎ時に、この仕打ちはないでしょう。
こっちは生活が掛かってるんですよ。憤懣やるかたないです。
*例によって、この文章は現在のものではありません。ご心配なく。