2008年3月14日金曜日

2002年7月号「北条早雲・星辰」


 北条早雲が好きだ。人生50年と言われた時代に、
50歳を過ぎてから新たな人生をいき直した早雲に、
51歳の私は希望を見る思いがするのだ。
若き日の早雲、伊勢新九郎は足利幕府に仕える申次衆であったが、
政府の中に居ながら、理想と現実の間で挫折感を募らせていた。
やがて職を辞し、自分の生きる道を求めて臨済宗の大徳寺に参禅した。
「所詮、人はいずれ死ぬ身、いつでも死ねる覚悟が出来ていれば、
その日を精一杯生きることができる。
一日一日を覚悟して生きれば、たとえ成し遂げられなくても心が迷うことがない」
53歳で新たな人生をスタートさせ、
88歳で亡くなるまで小田原に北条氏五代の繁栄を築いたのだ。
私だって、まだまだ頑張るぞう。

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