2008年5月16日金曜日

2000年2月号「布袋尊」


 七福神の中で唯一、実在したと言われている布袋様は、中国のお坊さんだったとか。
貧しい人々に施しをしながら、布教の旅をした。
発財菩薩とも言われ、家庭の守り神として親しまれている。
悠々自適、楽天的な生き方が、当時の人々に,至福の象徴として受け入れられたと言う。
私もこれを描いていて、布袋さんはどの資料を見ても、
着物の着付けはだらしないし、お腹も丸出しで、
人間臭くて神様を描いている気がしなかった。
しかし我々にとっては、このような神様がいらっしゃると言うのは、
実に頼もしいではないか。無自覚の完全主義がこうじて、
世間を生き難くしている仲間が、どれだけ居ることか。
我々も布袋さんを見習って、肩の力を抜いて楽に生きましょう。
*この印からは只今現在のことです。
*昨日から板橋切り絵展が開催された。
私の絵も4点飾ってある。観に来てくれた皆さん本当にありがとうございました。

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